自分たちで考えたサービスを開発し、日々運営していると、想定通りに行かないこともあるし、競合が参入してきたり、先が見通せなくなってきたりして、どんよりとした気持ちになることもままある。
特にWebをベースにした、B to Cのサービスだとベースを作るまでに結構時間がかかるので、自分達のモチベーションを保ち続けるのが重要。
そんなとき、励みになるのがやはりユーザーの声だ。
僕たちのサービスが、NHK総合の朝のニュースで取り上げられることが決まった今年の3月頭。
Twitterで前日に、「NHKのニュースに取り上げられることが決定しました!」とつぶやいたところ、「大好きなサービスがテレビに取り上げられるなんてうれしい!」とか「テレビの前で待ってます」とか、お会いしたこともないユーザーの方からそんな暖かい言葉が次々と返ってきた。自分のことのように喜んでくれたのだ。
自分たちのつくったサービスを全国の人が喜んで使ってくれている。この実感、手応え感。
今まで、B to Bビジネスを主戦場にしていた僕にとっては、この喜びは新鮮で、そして何にも代えがたく、振り返ってみればあのユーザーの声が僕の転機の一つになったのかもしれない。
「喜びを他の誰かと分かち合う。それだけがこの世の中を熱くする。」と歌ったのは、既に日本の音楽シーンには居ない、かのオザケンだが、こんな見えないユーザーが喜んでくれる姿を想像しながら、日々サービスをきちんと運営し、改善し、自分達のできる範囲で世の中を少しでも熱くしていきたいと思う。